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いしかわこどもファミリー歯科

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2024.06.28

歯周病とは?【新潟市西区の歯医者が解説!】

皆さん、こんにちは。新潟市西区の歯医者いしかわこどもファミリー歯科です。今回のコラムでは、「歯周病とは?」というテーマでお話しします。歯周病は、多くの患者さんにとって深刻な問題となり得る病気です。そのため、早期発見と適切な治療が重要です。この記事を通じて、歯周病の基本的な知識を学び、予防と対策に役立てていただければ幸いです。

 

▼歯周病とは?

歯周病は、歯を支える組織が炎症を起こし、最終的には歯を失う原因となる病気です。歯肉炎と歯周炎の2つの段階があり、初期段階では歯肉が炎症を起こす「歯肉炎」があります。これが進行すると、歯を支える骨や結合組織にまで炎症が及ぶ「歯周炎」となります。歯周病は、放置すると進行しやすく、治療が難しくなるため、早期の発見と治療が重要です。

 

▼歯周病の症状

歯周病の初期症状としては、歯茎の赤みや腫れ、出血があります。特に、歯磨きの際に出血する場合は要注意です。また、口臭が気になることもあります。歯周病が進行すると、歯茎が下がり、歯が長く見えるようになります。さらに、歯と歯の間に隙間ができることもあります。最終的には、歯がぐらつき、最悪の場合、自然に抜け落ちてしまうこともあります。

 

▼歯周病の原因

歯周病の主な原因は、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊です。プラークは歯の表面に付着し、適切な口腔ケアが行われないと、次第に歯石となって固まり、歯肉に炎症を引き起こします。また、噛み合わせの不良も歯周病の原因となり得ます。不適切な噛み合わせは、歯や歯茎に過度な負担をかけ、炎症を引き起こす可能性があります。

生活習慣も歯周病に影響を与えます。喫煙は歯周病のリスクを大幅に高めることが知られています。さらに、不適切な食生活やストレスも免疫力を低下させ、歯周病の発症を促進する要因となります。また、糖尿病などの全身疾患も歯周病と関連があります。糖尿病患者さんは、歯周病が進行しやすいため、特に注意が必要です。

 

▼歯周病の治療について

歯周病の治療は、症状の進行度によって異なります。初期段階である歯肉炎の治療では、プラークと歯石の除去が最も重要です。プロフェッショナルクリーニングと呼ばれる専門的な清掃を受けることで、歯周病の原因となる細菌を徹底的に取り除きます。また、適切な歯磨き指導を受け、患者さん自身が毎日の口腔ケアを改善することが求められます。

進行した歯周炎の場合、スケーリングとルートプレーニングと呼ばれる治療が行われます。これは、歯根表面に付着した歯石やプラークを除去し、歯周ポケットの深さを減少させる治療法です。必要に応じて、抗生物質を使用することもあります。

さらに重度の歯周病の場合、外科的な治療が必要となることがあります。フラップ手術では、歯茎を切開して歯根の深部に達する歯石や感染組織を除去します。また、歯周組織再生療法として、骨移植や再生材料を使用して失われた骨や歯周組織を再生する治療法もあります。

噛み合わせの問題が歯周病の原因となっている場合は、咬合調整を行うこともあります。これは、歯の位置や噛み合わせを正すことで、歯周組織にかかる負担を軽減し、炎症の進行を防ぐ治療法です。

最後に、治療後のメインテナンスが重要です。定期的な歯科検診とプロフェッショナルクリーニングを受けることで、歯周病の再発を防ぎ、健康な口腔環境を維持することができます。

 

▼まとめ

歯周病は、初期段階での発見と治療が極めて重要です。日常的な口腔ケアを徹底し、定期的な歯科検診を受けることで、歯周病の予防と早期発見が可能です。また、生活習慣の見直しや、全身の健康状態を保つことも大切です。いしかわこどもファミリー歯科では、歯周病の予防と治療に力を入れておりますので、お気軽にご相談ください。患者さんの健康な歯を守るお手伝いをさせていただきます。

以上、新潟市西区の歯医者いしかわこどもファミリー歯科が解説しました。