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いしかわこどもファミリー歯科

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2024.07.26

小児矯正の種類とは?【新潟市西区の歯医者が解説!】

皆さん、こんにちは。新潟市西区の歯医者いしかわこどもファミリー歯科です。今回は「小児矯正の種類とは?」というテーマでお話しします。お子さんの歯並びや噛み合わせに関心を持つ親御さんに向けて、1期治療と2期治療、使用される装置の種類、大人の矯正との違いについて詳しく解説していきます。小児矯正の重要性や適切な時期を理解することで、お子さんの健やかな成長をサポートできるでしょう。

 

▼1期治療と2期治療について

こどもの矯正治療の種類は、1期治療と2期治療の2つに大きく分けられます。

 

◎1期治療

小児矯正の1期治療は、主に乳歯がまだ残っている段階で行われます。通常、6歳から10歳頃が対象となります。この時期の治療は、顎の成長をコントロールし、将来的な噛み合わせの問題を予防することを目的としています。1期治療では、特定の装置を使用して顎の発育を誘導し、永久歯が適切な位置に生えるようにします。この治療は、後の2期治療を簡単にし、治療期間を短縮する可能性があります。

 

◎2期治療

2期治療は、1期治療が終了した後、主に永久歯が生え揃う12歳から14歳頃に行われます。この段階では、主に歯列を整えるための本格的な矯正治療が行われます。ブラケットやワイヤーなどの固定式の装置を使用して、歯を理想的な位置に移動させます。2期治療は、最終的な噛み合わせと歯並びを改善し、機能性と美観の両方を向上させることを目指します。

 

▼小児矯正で使用する装置の種類

小児矯正で使用する装置の種類は、以下の3つに大きく分けられます。

 

◎固定式装置

固定式装置は、ブラケットやワイヤーを使用する一般的な矯正装置です。これらは歯に直接取り付けられ、歯を段階的に移動させます。固定式装置は、高い精度で歯の位置を調整できるため、複雑な歯並びの問題に対して効果的です。1期治療の後期や2期治療で主に使用されます。

 

◎取り外し可能な装置

取り外し可能な装置には、拡大床やマウスピース型矯正装置があります。拡大床は、顎の幅を広げるために使用される装置で、特に1期治療で役立ちます。マウスピース型矯正装置は、透明で目立たないため、審美的な面でも優れています。これらの装置は、お子さんが装置を取り外せるため、食事や歯磨きの際に便利です。

 

◎機能的装置

機能的装置は、顎の成長や筋肉の機能を改善するために使用されます。バイオネーターやフランケル装置などが代表的です。これらの装置は、顎の発育を促進し、噛み合わせの改善を図ります。1期治療での使用が一般的で、将来的な噛み合わせの問題を未然に防ぐことができます。

 

▼大人の矯正との違い

◎骨の成長

小児矯正の大きな利点は、まだ成長中の顎の骨を調整できる点です。お子さんの骨は柔軟性があり、成長過程にあるため、矯正治療が比較的スムーズに進みます。大人の矯正では、骨の成長が完了しているため、装置を使用しても移動が難しい場合があります。そのため、外科的な処置が必要になることもあります。

 

◎治療期間

小児矯正は、早期に治療を開始することで、全体の治療期間を短縮することができます。1期治療で顎の成長をコントロールし、2期治療で歯列を整えるため、効率的に治療を進められます。一方、大人の矯正は、骨の成長が完了しているため、治療期間が長くなる傾向があります。

 

▼まとめ

小児矯正は、お子さんの将来の歯並びや噛み合わせを整えるために非常に重要です。1期治療と2期治療を適切に行うことで、効果的な矯正が可能となります。装置の選択や治療計画は、個々のお子さんの状況に合わせて行われるため、専門的な診断が欠かせません。新潟市西区の歯医者いしかわこどもファミリー歯科では、親御さんと共に最適な治療法を考え、お子さんの健やかな成長をサポートしています。小児矯正に関心のある方は、ぜひ当院にご相談ください。