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いしかわこどもファミリー歯科

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2024.07.04

親知らずを抜く理由とは?

皆さん、こんにちは。新潟市西区の歯医者いしかわこどもファミリー歯科です。今回は「親知らずを抜く理由とは?」についてお話ししたいと思います。親知らずは、多くの人にとって問題を引き起こすことが多い歯ですが、すべての親知らずが必ずしも抜かなければならないわけではありません。この記事では、親知らずとは何か、抜く理由、そして抜かなくても良い親知らずの特徴について詳しく解説します。

 

▼そもそも親知らずとは

親知らずは、第三大臼歯とも呼ばれ、通常、10代後半から20代前半にかけて生え始めます。この歯は、他の臼歯と同様に噛み合わせに役立つものですが、現代の食生活や顎の進化により、多くの人にとってスペースが足りず、正しい位置に生えにくい傾向があります。その結果、親知らずはしばしば問題を引き起こします。

親知らずが正しく生えない理由はさまざまで、最も一般的なのはスペース不足です。顎の骨の成長が不十分な場合や、既存の歯がすでに密集している場合、親知らずは正しい位置に生えず、斜めに生えてくることがあります。また、一部の親知らずは歯茎の下に埋まったまま生えず、感染のリスクを高めることがあります。

 

▼親知らずを抜く理由

親知らずを抜く理由は多岐にわたりますが、主に以下のような理由が挙げられます。

痛みと腫れ: 親知らずが正しい位置に生えない場合、周囲の歯茎や骨に圧力をかけ、痛みや腫れを引き起こすことがあります。特に斜めに生えた親知らずは、他の歯に押し付けられ、不快感を引き起こします。

感染と膿瘍: 親知らずが部分的にしか生えていない場合、歯茎の隙間に食べ物や細菌が溜まりやすくなり、感染を引き起こすことがあります。感染が進行すると、膿瘍が形成され、さらなる痛みや腫れを伴います。

歯列の乱れ: 正しい位置に生えない親知らずは、隣接する歯に影響を与え、歯列の乱れを引き起こすことがあります。特に矯正治療を受けている患者さんにとっては、親知らずの影響で治療成果が損なわれるリスクがあります。

歯周病のリスク: 親知らず周囲の清掃が難しいため、歯周病のリスクが高まります。歯周病が進行すると、他の健康な歯にも影響を与える可能性があります。

 

▼抜かなくてもいい親知らずの特徴

一方で、すべての親知らずが抜かなければならないわけではありません。以下のような特徴を持つ親知らずは、抜かなくても問題ないことが多いです。

正常に生えている: 親知らずが正しい位置に生え、噛み合わせに問題がない場合、抜く必要はありません。定期的なチェックと適切なケアを行うことで、問題なく維持できます。

スペースが十分にある: 親知らずが生えるスペースが十分にあり、他の歯に影響を与えない場合、抜く必要はありません。

痛みや腫れがない: 親知らずが正常に生えており、痛みや腫れがない場合、特に抜く必要はありません。定期的な歯科検診で問題がないことを確認することが重要です。

清掃がしやすい: 親知らず周囲の清掃が問題なく行える場合、歯周病のリスクが低く、抜く必要はありません。適切なブラッシングとフロスを行うことで、健康な状態を維持できます。

 

▼まとめ

親知らずは、多くの人にとって問題を引き起こすことが多い歯ですが、すべての親知らずが必ずしも抜かなければならないわけではありません。痛みや腫れ、感染、歯列の乱れ、歯周病のリスクなど、親知らずを抜く理由はさまざまです。一方で、正常に生えており、痛みや腫れがない場合は、抜かなくても良い親知らずも存在します。大切なのは、定期的な歯科検診を受け、自分の親知らずの状態をしっかりと把握することです。新潟市西区の歯医者いしかわこどもファミリー歯科では、親知らずに関するご相談や治療を行っていますので、お気軽にご相談ください。