【小児歯科の専門医がやさしく解説】フッ素入り歯みがき粉があれば、歯医者でのフッ素塗布はいらない?

こんにちは。
新潟市西区の歯医者「いしかわこどもファミリー歯科」院長の石川です。
小児歯科の専門医として、地域のこどもたちとご家族の「むし歯ゼロ」を目指して日々診療しています。
今回は、ママ・パパ・妊婦さんからよく聞かれるこんな疑問にお答えします。
Q.フッ素入り歯みがき粉があれば、歯医者でのフッ素塗布はいらない?
A.フッ素入りの歯みがき粉を使っていても、歯医者さんでのフッ素塗布は必要です!
それぞれに“役割”が違うので、どっちかだけではちょっともったいない。
両方をうまく使い分けるのが、むし歯予防のコツなんです。
今回はその理由を詳しく説明していきます!
フッ素ってなに?
まずはフッ素についてです。
フッ素は、歯科の予防分野では、フッ化ナトリウム(NaF)などの「フッ化物」が用いられます。
フッ素には三つの虫歯予防効果があります。
1. 歯を強くする
2. 再石灰化を促す
3. むし歯菌の活動をおさえる
おうちでできるフッ素ケアについて
フッ素入り歯みがき粉(950〜1450ppm)
・毎日のケアに取り入れやすいのが魅力!
・特に「寝る前」の使用がおすすめ。夜は唾液が減るので、フッ素がじっくり効きます。
フッ素ジェル・洗口液
・歯みがき後の仕上げにぴったり
・強くすすがず、軽く吐き出す程度でOK
・アルコールなしのタイプなら、お子さんや妊婦さんも安心です
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歯科医院でのフッ素塗布について
・高濃度のフッ素(約9000ppm!)で、歯のガード力がぐんとアップ
・プロが丁寧に塗るのでムラなし&安心
・定期検診と一緒にできるので、むし歯のチェックもバッチリ!
どっちも大事!自宅ケアと歯科の違い
自宅ケア | 歯科医院ケア | |
---|---|---|
頻度 | 毎日 | 3か月に1回 |
フッ素濃度 | 950〜1450ppm | 約9000ppm |
目的 | 習慣としてのむし歯予防 | 強力ガード&チェック |
妊婦さん・ママへ:0歳からの予防、はじめませんか?
「まだ歯がないのに、歯医者さんって早すぎ?」
…実はそんなことないんです!
・妊娠中の口腔ケアも、赤ちゃんのむし歯リスクに影響することがわかっています
・歯が1本でも生えたら、歯医者デビューのタイミング!
▶初診の流れはこちら
まとめ
フッ素入り歯みがき粉はむし歯予防の「日々の予防&習慣化」。
歯科医院でのフッ素塗布は「プロによる集中ケア」。
両方を上手に取り入れることが、むし歯ゼロの近道です!
お子さまの歯並びが気になる方は…
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新潟県新潟市西区にある歯医者、いしかわこどもファミリー歯科では24時間WEB予約を承っております。
少しでも気になることがございましたら、是非一度ご予約いただき、ご来院ください!
■監修者:
医療法人社団 IDC いしかわこどもファミリー歯科
理事長 石川 福太郎
■理念:
「12歳までにむし歯ゼロ・健全な歯並びを達成し、こどもへの最高の贈り物を贈るお手伝いをする」