WEB予約 電話する アクセス
いしかわデンタルクリニック

NEWS

2024.06.06

歯垢(プラーク)って結局なんなの?

1.歯垢(プラーク)とは?

歯垢(プラーク)は、お口の中に自然に作られる粘着性のある細菌性バイオフィルムです。食物の残りカスや唾液と結びつき、歯の表面や歯肉の境目に蓄積します。歯垢は透明または白っぽい色をしており、適切に除去されない場合、虫歯や歯周病の原因となります。また、歯垢はほうっておくと歯石に変わり、歯科医院でのクリーニングが必要になります。
(バイオフィルムとは細菌が集まって作るぬるぬるした膜のことです。排水溝などお掃除をサボるとできるぬるぬると同じです。)

 

2.歯垢のできるまで

歯垢(プラーク)は、口腔内に自然に形成される細菌性のバイオフィルムで、主に以下のプロセスで形成されます。

 

Ⅰ.細菌の付着

口腔内には常在菌が存在し、これらの細菌が歯の表面に付着し始めます。特に、食事の後に残った食物のカスが細菌の増殖を促進します。

 

Ⅱ.バイオフィルムの形成

細菌は食物のカスや唾液中の成分と結びつき、粘着性のバイオフィルムを形成します。このバイオフィルムが歯垢となります。

 

Ⅲ.酸の生成

歯垢内の細菌は糖分を分解して酸を生成し、エナメル質を侵食します。これが虫歯の原因となります。

 

Ⅳ.歯石の形成

放置された歯垢は唾液中のカルシウムと結びついて硬化し、歯石に変わります。歯石はブラッシングやフロスでは除去できず、歯科医師によるプロフェッショナルなクリーニングが必要です。

歯垢が作られるプロセスは食事後すぐに始まります。48時間ほどで歯垢が作られ、10日~2週間ほどで歯石に変わるため、歯垢を溜めないよう日常的な口腔ケアが必要です。

 

3.歯垢が引き起こす問題

歯垢が引き起こす問題はいろいろとあります。
代表的なものは下記の通りです。

 

・虫歯

まずはやっぱり虫歯です。
歯垢内の細菌が糖分を分解して酸を生成し、エナメル質を攻撃します。これにより歯が徐々に溶けていき、初期段階では痛みを感じませんが、進行すると強い痛みや感染症を引き起こすことがあります。最終的には、歯の神経にまで達する可能性があり、根管治療や抜歯が必要になることもあります。

 

・歯肉炎

歯垢が歯茎に蓄積することで、歯肉炎が発生します。歯肉が赤く腫れ、ブラッシング時に出血しやすくなります。歯肉炎は初期段階であれば、適切な口腔ケアとプロフェッショナルなクリーニングで治療可能です。放置すると歯周病に進行します。

 

・歯周病

歯肉炎が進行すると歯周病を引き起こします。歯周病が進行すると、歯を支える骨や組織が破壊され、歯が動揺し、最終的には抜け落ちることがあります。歯周病は全身の健康にも影響を及ぼし、心臓病や糖尿病のリスクを高めるとされています。

 

・口臭

歯垢に含まれる細菌は、食物の残りを分解する際に悪臭を放つガスを生成します。このガスが口臭の主な原因となります。特に、歯垢が長期間にわたり蓄積されると、細菌の活動が活発になり、口臭が強くなることがあります。口臭は他人に不快感を与えるだけでなく、自身の自信を損なうことにもつながるので軽く考えない方がいいでしょう。

 

4.まとめ

歯垢(プラーク)は、お口の中の細菌が食物の残りカスや唾液と結びつき、歯の表面や歯肉の境目に蓄積したものです。常日頃からきれいに除去しないと、虫歯や歯周病の原因となります。
また、ほうっておくと歯石に変わり、歯科医院でのプロフェッショナルによるクリーニングでないと除去できなくなってしまいます。